第10回ちば映画祭「上映作品」

清原惟 監督特集「おとめ心・あそび心」① (特集②はこちら)

1992年生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域修了。武蔵野美術大学在学中に監督作『暁の石』と『ひとつのバガテル』が PFFアワード入選。藝大修了制作『わたしたちの家』がPFFアワード2017でグランプリを受賞、第68回ベルリン国際映画祭に正式出品され、今も日本中でも世界でも上映が続いている。そんな輝かしい経歴の彼女、実は女の子を撮ることが好きで、映画で遊ぶことが好きなんじゃないかと。そんな特集上映。
3月30日(土) 16:15〜上映

火星の日

11分/2017年/日本/千葉県初上映
・監督/脚本:清原惟
・出演:青木悠里、倉本若菜、星野陽菜、橋本日香里、樽川菜々実、西村航

「火星には花は咲かないんだよね」時間を遡る、おとめ心・あそび心

あらすじ

明日、青木さんが火星に行く。彼女のアパートには、友人たちが次々に現れ、別れの挨拶をする。

5分/2017年/日本/千葉県初上映
・監督/脚本:清原惟
・出演:青木悠里、福地脩平

屋久島の波間で揺れる、おとめ心・あそび心

あらすじ

女は男に尾けられている。男の姿は離れず、波の音はまだ聴こえない。

ひとつのバガテル

72分/2015年/日本/千葉県初上映
・監督/脚本:清原惟
・出演:青木悠里、原 浩子、加藤周生、中島あかね、菊沢将憲、立原 学、櫻井知佳、林 暢彦、大高文人、小島智史、森 曠士朗、古川美祥、橋本日香里、坂藤加菜、岩崎友哉

PFFアワード2015 入選

第16回 TAMA NEW WAVEコンペティション ノミネート

少女は迷宮の団地を彷徨う。音楽をめぐる、おとめ心・あそび心

あらすじ

団地でピアノのある部屋を間借りして暮らしているあき。ある時、一通の差出人不明の手紙を受け取り、手紙に示された場所を探し団地を歩くが、それは存在しない番地だった。あきは自分の音楽をみつけようとする。

映画祭からの一言

清原監督作品の多くは少女が主人公であり、時に冒険もののような、また時にサスペンスのような、あるいはSFのような、あそび心に溢れた映画です。そこで、ちば映画祭では「おとめ心・あそび心」と題し、代表作『わたしたちの家』の上映のほか、PFFアワード2015入選『ひとつのバガテル』、ほぼ上映機会のない『火星の日』『波』『網目をとおる すんでいる』といった短編映画も含め、2日にわたり、5作品を上映します。ゲストには清原惟監督のほか、武蔵野美術大学在学中に監督された作品に出演されその後の作品もスタッフとして参加されている青木悠里さん、東京藝術大学大学院の同期である竹内里紗監督をむかえ、清原監督とその作品の魅力に迫ります。初めての方にも、そうではない方にも、楽しい時間をお届けします。

監督プロフィール

清原惟 きよはら ゆい

1992年生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域修了。黒沢清監督、諏訪敦彦監督に師事する。東京藝術大学大学院の修了制作として撮影した初長編作品『わたしたちの家』が、ぴあフィルムフェスティバル2017でグランプリを受賞。同作は渋谷ユーロスペースを皮切りに全国各地で公開され、第68回ベルリン国際映画祭をはじめとする海外の国際映画祭での上映が続いている。

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